恐怖!?
日曜日の夕方、友人の結婚式に出席した娘が、食卓でくつろいでいた。一日孫を預かり、母親に無事返すことができて、私もほっとしていた時だった。私の右手の親指に、何かムカデのような黒いものが、2匹クロスしてのっていた。私は思わず立ち上がり、必死で右手を真下に強く振り下ろした。再び、親指を見ると、しっかりしがみついている。こころなしか、チクッと刺したような気がした。思わずテーブルにあったティッシュを左手にとって、右手のムカデのような虫を引き剥がし、床にたたきつけた。春にはこの部屋でハチに刺されている。今度はムカデ?かっ!たたきつけられたムカデ?はややカーブを描き、まるで何か物体のように身動きひとつせず、ティッシュの中に、横たえていた。娘は高い声で、身をくねらせて笑いこけていた。なんと、そのムカデ?は先ほどまで娘の目の上に付いていたつけ睫毛だった。私はあまりの恐怖にそのあたりの記憶が飛んでいるのだが、つぶやいたそうだ。「なんだ、お目目ちゃんのかあ」未だに、なぜ私の親指にくっついていたのか分からない。

